糖尿病治療薬
相次ぐ撤退で変わる勢力図…
武田「ネシーナ」など売却
糖尿病治療薬市場の勢力図が、
相次ぐ事業の見直しによって様変わりしています。
相次ぐ事業の見直しによって様変わりしています。
他社品の販売で売り上げを伸ばす
大日本住友がシェアを急拡大させています。
大日本住友がシェアを急拡大させています。
・1330億円で売却
4製品は、
▽1日1回投与のDPP-4阻害薬「ネシーナ」
▽DPP-4阻害薬/チアゾリジン系薬配合剤「リオベル」
▽DPP-4阻害薬/ビグアナイド系薬配合剤「イニシンク」
▽週1回投与のDPP-4阻害薬「ザファテック」
▽DPP-4阻害薬/チアゾリジン系薬配合剤「リオベル」
▽DPP-4阻害薬/ビグアナイド系薬配合剤「イニシンク」
▽週1回投与のDPP-4阻害薬「ザファテック」
――で、2020年3月期の国内売上高は計308億円。
「長期的成長を牽引する
主要ビジネスエリアの製品には該当しない」とし、
1330億円で売却します。
主要ビジネスエリアの製品には該当しない」とし、
1330億円で売却します。
・市場は25年以降縮小
効果が高く、使いやすい薬剤が増えたことで、
それらを超える新薬を開発するのは難しくなっています。
それらを超える新薬を開発するのは難しくなっています。
富士経済によると、
25年以降、大型品の特許切れによって
国内の糖尿病治療薬市場は縮小に転じると予想され、
事業のあり方を見直す企業が相次いでいます。
25年以降、大型品の特許切れによって
国内の糖尿病治療薬市場は縮小に転じると予想され、
事業のあり方を見直す企業が相次いでいます。
海外大手では、
仏サノフィが19年12月、
糖尿病の研究を中止すると発表。
当時開発していた
GLP-1受容体作動薬の発売も取りやました。
GLP-1受容体作動薬の発売も取りやました。
・大日本住友
イメグリミンを申請
同社は2015年、
日本イーライリリーから
GLP-1受容体作動薬「トルリシティ」の
国内販売権を取得。
日本イーライリリーから
GLP-1受容体作動薬「トルリシティ」の
国内販売権を取得。
同薬は21年3月期に薬価ベースで
366億円(前期比22.0%%増)の売り上げを見込んでおり、
405億円を予想するエクア/エクメットや、
366億円(前期比22.0%%増)の売り上げを見込んでおり、
405億円を予想するエクア/エクメットや、
従来から手掛けている
「メトグルコ」「シュアポスト」を合わせると、
糖尿病治療薬全体の売上高は900億円ほどになります。
糖尿病治療薬全体の売上高は900億円ほどになります。
大日本住友は大型化を期待しており、
同薬の投入によって糖尿病領域で
国内ナンバーワンを目指す考えです。
同薬の投入によって糖尿病領域で
国内ナンバーワンを目指す考えです。
慢性腎臓病への適応拡大も申請中です。
日本BIの「ジャディアンス」も昨年11月、
慢性心不全を対象に申請を行いました。
MSDと共同で情報提供活動を行っており、
経口薬市場でのシェア拡大を狙います。
経口薬市場でのシェア拡大を狙います。